1948-03-29 第2回国会 参議院 本会議 第25号 それをば脅迫がましい文句でするとすれば、我々は日本自衞論の東條の二の舞を履むものではないか。脅追による歎願はごろつきの手口である。私の附合においても正直な人間の敢てせぬ所である。國際労働者協会の一八六四年の言葉「私の人間関係を支配するべき道徳と、正義との單純な諸法則をば、諸國民の交際の最高法則として擁護する。」この言葉を理解する必要がある。 中野重治